【2023年最新版】HTML Living StandardがHTML標準に

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HTML5は廃止?どう影響が出る?

「廃止」と聞くと「HTML5が使えないってこと?」とも極論に受けとめられかねないため、本記事では「HTML5」「HTML Living Standard」で変わること、HTMLのこれまでの歴史、今後の潮流を齟齬なく認識することを目的とします。

結論からお伝えすると、HTML5からHTML Living Standardに変わることで、基本的な大きな違いはありません

そもそも「HTML」とは?

HTMLとはHyper Text Markup Language(ハイパーテキストマークアップランゲージ)の略称です。
Webページの内容を書くための言語です。Web業界の基本言語になっています。

HTMLの歴史

1989年HTML
1993年HTML1.0 / HTML+
1995年HTML2.0
1997年HTML3.0 / HTML3.2
1999年HTML4.0 / HTML4.01
2014年HTML5.0
2016年HTML5.1
2017年HTML5.2
2021年HTML Living Standard

HTML5はなぜ廃止?影響は?

「HTML5」が廃止となった経緯について、2つの組織を知っておくと理解がスムーズです。

W3C(ダブリュースリーシー)とは?

W3C(ダブリュースリーシー)

World Wide Webの標準を取り決めている国際的機関、世界で初めてWebサイトを作った人が設立した組織
HTTP、CSS、DOMといったWebに関わる仕様を決めています。

※Internet Explorerは「W3C」の仕様に沿ってブラウザ開発されています。

WHATWG(ワットダブリュージー)とは?

WHATWG(ワットダブリュージー)

「WHATWG」はApple・Mozilla・Opera・Microsoft の所属するメンバーにより立ち上げられた組織
ワットワーキンググループ、ワットウィージー、ワットウィグ、ワットダブリュージーなどと呼ばれます。

※Chrome、Firefox、Safariは「WHATWG」の仕様に沿ってブラウザ開発されています。

W3CとWHATWGの方向性の違い

ドキュメントを整備してから発行したい「W3C」、順次アップデートを行いたい「WHATWG」。
そうして「W3C」と「WHATWG」は別々にHTMLを策定しました。
時が流れ、W3CがWHATWGのHTMLをベースに独自の要素を付け足し、両組織のHTMLが徐々に乖離します。

ブラウザごとに参照する仕様が異なるため、混沌とした結果となることが推測できます。

古くからWEB業界におられた方には経験の多い「IEでレイアウト崩れていますけど」問題
「W3C」と「WHATWG」の方向性の違い、歴史背景を理解すると、ブラウザごとに参照する組織の仕様が異なっているために、起きてしまうのは必然だったといえるでしょう。

HTMLの歴史

HTML Living Standardを策定することに

今後、これまでW3Cが決めてきたHTMLの規格は廃止となります。
HTMLの標準仕様はW3Cでなく、WHATWGが取り決めることになりました。

そして、WHATWGはHTML5を廃止し、「HTML Living Standard」をこれからの主流とすると決めました。

余談ですが、筆者はChrome、Firefoxを使用しているのでありがたい。

HTML5とHTML Living Standardの違いとは?

HTMLを書く上で、基本的な大きな違いはありません。
ここではHTML5から、変更・追加・廃止となったタグの要素・属性について一部をご紹介します。

定義された要素

HTML5では定義されておらず、「HTML Living standard」では定義されています。

要素用途
見出しのグループ化
スロット

変更された要素

以下は「HTML Living standard」で変更された点、HTML5とは異なる点があります。

要素用途
創作物のタイトル以外を含むことはできず、作者名を含むことができなくなりました。
“rel”属性の値が“body-ok”な値のみの際、または“itemprop”属性が指定されている際、“body”の要素内に配置することができます。
“itemprop”属性を指定した場合は“body”要素内に配置できます。