スマートフォンの普及やYouTubeの人気も後押しし、広報活動やマーケティングの一環として動画を活用する企業が増加傾向にあります。しかし、動画制作の費用には幅があり、イメージしにくいのが現状です。
そこでこの記事では、動画制作会社に依頼する際の費用相場について、時間別(30秒・1分・3分)及びタイプ別に解説します。
動画制作費用の内訳
動画にはさまざまな種類がありますが、多くの場合費用内訳は、企画費・撮影費・編集費の3つです。ここでは企画費・撮影費・編集費をさらに細分化し「何にいくら必要なのか」詳細を解説します。
動画制作の目的や用途によっては不要な費用もあるため、内訳を知ることで節約に繋げることもできるでしょう。
企画費
企画費の相場は、約15~90万円です。企画費は動画制作にあたる大枠を決める要の部分で、ディレクション費5~50万円・企画構成費3~30万円・台本作成費5~10万円に振り分けられます。
- ディレクション費:ディレクターが進行や費用管理など全体を統括する費用
- 企画構成費:プロデューサーが動画の内容を企画する費用
- 台本作成費:シナリオライターが動画の台本をつくる費用
案件によっては、ディレクターやプロデューサーが台本を作成し、台本作成費がディレクション費に含まれることもあります。
撮影費
撮影費は、機材や場所代など多岐にわたります。以下がおおよその料金表です。
費用項目 | 費用相場 |
---|---|
機材(カメラやマイク) | 5~50万円 |
場所(スタジオやロケ地) | 5~40万円 |
交通・宿泊 | 2~10万円 |
キャスティング(モデルや役者) | 5~40万円 |
人件費(カメラマンや照明) | 8~40万円 |
とくに撮影機材や場所、キャスティングに関してはこだわるほど費用がかさみます。何を重視し、どこまで求めるのか、制作会社とよく話しておくことが大切です。
編集費
編集費とは、撮影した動画をカットして繋げたり、色味や音の調整や編集をするための費用です。動画編集担当者やナレーターの人件費が含まれます。以下がおおよその料金表です。
費用項目 | 費用相場 |
---|---|
動画編集 | 5~50万円 |
音響 | 3~15万円 |
ナレーション | 3~10万円 |
動画制作に知見がないと、「編集費」のイメージがつきにくいかもしれません。しかし、動画のクオリティや効果に大きな影響を与えるのが編集です。
たとえば、ナレーションがなくても動画はつくれますが、視覚に訴える動画であってもナレーションにより聴覚からもアプローチすることで、より視聴者を惹きつけられます。
【タイプ別】動画制作の費用相場
どんなタイプの動画をつくるかによって、必要な出演者や撮影場所、編集方法が異なります。それぞれに必要な費用も変わってくるため、費用の相場もさまざまです。
ここでは「会社案内動画」「商品・サービス紹介動画」「インタビュー動画」「YouTubeなどWEB用動画」の4つのタイプの動画制作にかかる費用相場についてみていきましょう。
会社案内動画
会社案内動画を制作する費用は10~200万円で、一般的な相場は50~100万円です。プロに出演を依頼したり凝った演出にしたりすると、費用は200万円近くにもなります。
費用を抑えたい場合は、実写での撮影をせず、写真や画像のスライドショーなどを上手く活用すれば10~30万円程度にできるでしょう。
単に会社の概要や雰囲気を伝えるための動画なのか、ブランディングまで視野に入れているのかなどによっても費用は変わってくるため、何のために動画をつくるのか明確にしておきましょう。
商品・サービス紹介動画
商品・サービス紹介動画の費用は30~300万円で、相場は50~100万円です。1か所での撮影で社員のみが出演する場合は30万円程度で制作できますが、撮影場所を2箇所以上に増やしたり、プロのモデルや役者を用意したりすると、200万円程かかるケースもあります。
費用をかけるのも大事ですが、商品やサービスの使い方をイメージできたり、ベネフィットを伝える動画にすることを意識すると、質のいい動画ができるでしょう。
インタビュー動画
インタビュー動画の費用は5~40万円で、相場は10万円前後です。インタビュー動画の場合は、インタビュイーの人数によって費用がかわります。プロの機材で1人にインタビューする場合は10万前後、複数人にインタビューする場合は40万円程度です。
また、グラフや表などの演出をいれたり、社内風景などをいれると40~80万円程度かかることもあります。凝った演出や複数人へのインタビューが不要であれば、比較的安価で制作できるでしょう。
YouTubeなどWEB用動画
YouTubeなどのWEB用動画の相場は5〜10万円です。編集だけ制作会社に依頼するなど、自分たちでできる部分は自分たちでやれば、より費用を抑えて5,000円程度でつくることもできます。
またYouTubeの場合には、単発で1本動画を製作するよりも、数本単位で製作した方がより経済的メリットを得られることも。費用は月30〜50万円ほどかかりますが、複数本動画を用意する場合は、コンサルティングを依頼して本格的に運用していくのもおすすめです。
【時間別】動画制作の費用相場
費用を決めるのは動画のタイプだけではありません。動画の時間によっても費用相場は大きく異なります。動画の時間が短いからといって簡単に制作できるわけではありませんが、時間が短いほど費用相場は低い傾向です。
ここでは動画制作の中でも主要な「30秒以下」「1分」「3分」3つの時間に分けて費用相場を解説します。
30秒以下の動画
30秒以下と短い動画は、10~150万円でつくれます。金額の差はアニメーション・実写・3DCGなどの違いで、具体的には以下の通りです。
- アニメーションは10~50万円
- 実写動画は20~60万円
- 3DCGは80~150万円
3DCGは、費用はかかりますが、短時間でも印象的な動画をつくれます。アニメーション以外にもスライド写真を利用するなど撮影手順を省くことで50万円以下に制作費用を抑えることも可能です。
1分の動画
1分の場合は40~200万円で、具体的には以下の通りです。
- アニメーションは40~70万円
- 実写動画は40~100万円
- 3DCGは100~200万円
1分の長さの動画には、Webページ3600ページ分の情報量があるともいわれており、伝えたい情報を充分に盛り込める長さです。また、短いため最後まで視聴してもらえる可能性も高くSNSでの拡散も狙えます。サービス紹介や企業紹介に向いているといえるでしょう。
3分の動画
3分の動画の費用相場は、40万円からで具体的には以下の通りです。
- アニメーションは40万円~
- 実写動画は60万円~
- 3DCGは150万円~
3分という時間は動画にすると意外と長く、ユーザーがスマートフォンで気軽に見れる最長の時間といわれています。5分を超えると動画を最後まで見る視聴者の割合は大幅に減るでしょう。
1分以下の動画に比べると視聴率は少なくなるので、視聴し続けてもらうためにも演出やシナリオにこだわった制作が不可欠です。
和歌山で動画制作ならSOUNEまで
動画制作の費用は、動画の長さや種類により幅が大きいため、見積もりを見ても相場通りの金額なのか判断できないこともあるでしょう。また目的を達成するためにどんな動画制作が必要なのか、個人で戦略を練るのは難しくもあります。
和歌山のホームページ制作会社SOUNEでは、商品紹介動画やYouTube運用代行など幅広くご相談を受け付けています。動画制作について興味がある方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。スピーディーかつ柔軟に対応いたします。
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