自社のホームページ作成を業者に依頼してみたものの、公開以来ろくに保守作業をしていない。このような企業も多いのではないのでしょうか。
ところが、ホームページには保守作業が必要だということは意外と知られていません。今回はホームページの保守作業はなぜ必要なのか、具体的にはどのようなことを行えばよいのかについて解説していきます。
ホームページの保守とは?
そもそも保守という言葉には、正常の状態を保ち、それが損じないようにすることという意味があります。これを企業のホームページにあてはめると、顧客にいつでも必要とする情報を提供できる状態。いつでもホームページを通じて顧客にお問合わせ・ご注文をいただける状態。これらを保ち続けることを指すと考えていいでしょう。
一見すると、当たり前のことに思えますが、これらは企業側の努力なしには保つのが難しいのが実情です。
ホームページ保守の必要性
インターネットが日本に普及し始めたころは、企業のホームページはただ存在していればよいという風潮がありました。ところが、現代ではホームページを作成しただけで保守をせず放置しておくことは、むしろ重大なリスクを招きかねません。そのような事態を回避するべく、ここではホームページを保守する必要性を二つの観点から解説していきます。
正常な状態を維持するため
まずは、何といっても自社のホームページを正常な状態に維持しつづけることが挙げられます。ここでいう「正常」とは顧客がホームページで必要な情報にスムーズにアクセスできたり、自社の企業イメージを顧客に正しく伝えたりすることを意味します。
今や企業が自社のホームページを製作するのは当たり前。それだけでなく、美しいデザインや必要とする情報へアクセスしやすいことも求められます。これらを維持し続けるためには専門的な知識や技術が必要不可欠です。
セキュリティ性を保つため
自社のホームページのセキュリティ性を常にアップデートしておくこと。こちらも、大切な目的のひとつです。たとえば、商品やサービスを気に入った顧客がホームページを通じて何らかのアクションを起こそうとしているとします。このとき、もしもセキュリティに難ありと判断されたらその時点でアウトです。
インターネットの世界では日々、新しいウィルスが誕生しています。これらに対し即座に対策を打つのは、もはや企業としては当たり前の行動です。
ホームページ保守の内容
具体的にホームページを正常な状態に維持し、セキュリティを最新の状態に保ち続けるためにはどのようなことを行う必要があるのでしょうか。
細かい点に触れていてはキリがないのですが、ここでは次の5つの項目に絞ってまとめてみました。それぞれが非常に大切なもので、うっかり忘れることのできないものばかりです。
ドメイン・サーバーの維持管理
自社ホームページを立ち上げる際に用意したドメインやサーバーには有効期限があることをご存じでしょうか。契約の形態にもよりますが、おおむね1〜3年ごとに更新作業が必要です。
万が一、これらを怠ると、たちまちホームページは閲覧不可となってしまいます。これでは企業としての信用問題にも発展しかねません。顧客にも多大な不便をかけてしまうことでしょう。このような事態を避けるためにもドメイン・サーバーの維持管理は必須だといえます。
SSLサーバー証明書の更新
SSLサーバー証明書も、現代のホームページ運営には欠かせないものです。これがあることにより、顧客は安心して各ページを閲覧できるからです。ECサイトを運営している場合は個人情報を取り扱いますので、なおさら安全性が重要視されます。なりすましやフィッシング詐欺の被害から顧客を守るためにSSLサーバー証明書は不可欠です。
そして、この証明書にもまた有効期限が存在します。うっかり失効を防ぐためにも更新管理は欠かせません。
ホームページの不具合修正
一度作成したホームページも、不具合が発生していないか定期的に見直す必要があります。webの技術は日進月歩、常に新しいテクノロジーが採用され続けています。
かつては、きちんとレイアウトされていたはずのページも、数年後にはガタガタに崩れていた。PCでは大丈夫なのにスマホだと見づらくて仕方がない。このような話もよく耳にします。
いつでも、どのデバイスからでも快適に見ていただけるホームページの構築は企業イメージを損なわないためにも非常に重要です。
CMSのバージョンアップ
今や国内シェアの約8割を占めるWord Pressを代表としたCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)。多くの企業がホームページの構築に使用しているCMSは、年々進化を遂げています。
もちろん、これらのバージョンアップにも専門的な知識を持ったスタッフが必要なのはいうまでもありません。追加された便利な機能を使って他社と差をつけたり、セキュリティ上のリスクを減らしたりするためにも欠かせない工程だといえるでしょう。
緊急時のトラブル対応
突然のサーバーダウンや遅延など、ネットの世界に予期せぬトラブルはつきものです。こうした場合にも専門のスタッフがホームページに起きたトラブルの解消にあたる必要があります。仮に、トラブルが長引くことになると、顧客からのクレームにつながりかねません。さらには顧客が離れてしまい同業他社へ乗り換えてしまう事態も想定されます。
このようなリスクを避けるために、迅速にトラブル解消へ臨む体制を整えることが必要なのはいうまでもありません。
ホームページ保守の費用相場
ホームページの保守・管理を業者に依頼した場合、費用はピンからキリまでさまざまです。月に数回ほどの更新と最低限の障害対応だけならば、月額数千円〜2万円程度で済みます。更新頻度が高かったり追加でアクセス解析を依頼した場合などは月額5万円程度かかる場合もあります。
いずれにしても、これらを自社内で行おうとすると、専門のスタッフを付きっきりで対応させる必要があるでしょう。そのコストと手間を考えるとアウトソーシングで問題を解決したほうが、簡単で安上がりです。
ホームページ保守をプロに依頼した方がいい理由
ホームページ保守の重要性を理解しつつも、あまり経費をかけたくないというのが各企業の本音。しかしながら、その考え方がかならずしも正しいとはかぎりません。なぜなら、ホームページの保守には専門的な知識や技術が必要であり、これらは日々バージョンアップが求められるからです。
また、限られた人員のなかで自社内に専門部署を設けるのが困難な場合だって珍しくありません。これらのケースでは、保守・管理業務を思い切ってアウトソーシングで解決するのがベスト。余分な経費をかけたくないからこそ、プロに自社ホームページの保守代行を依頼すべきだといえます。
和歌山でホームページ保守ならSOUNEまで
ここまで記事を読んでいただいた方は、いかに自社ホームページの保守が大切なことなのか分かっていただけたのではないでしょうか。ところが、実際に依頼するとなると、どの業者に保守や管理を任せればいいのか分からないという企業も多いはず。
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