新型コロナウイルスの蔓延によって直接的な営業機会が減少したこともあり、多くの企業がECの運営に力を入れるようになりました。しかし、EC運営にあたってはやるべきことが広範にあり、多くの社内リソースを必要とします。その点にお悩みの担当者の方や経営者の方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、運営を代行してくれる「EC運営代行業者」について解説していきます。メリットや対応内容を紹介しますので、ぜひ最後まで目を通してください。
EC運営代行とは
EC運営代行とは、EC(ネットショップ)の運営作業を代わりに行ってくれるサービスを指しています。ECを運営するにあたっては、商品の管理や発送、集客などやるべきことが数多く、そのすべてを自社あるいは個人で賄おうとすると多くの手間や時間がかかるでしょう。
そんなとき、運営に関する業務を全部または部分的に専門業者に依頼すれば、別の活動に時間を割けるようになります。EC運営代行業者は、ECに関するノウハウを充分に持っているため、専門知識を活かした運営を行ってくれる点も魅力です。
EC運営代行を依頼するメリット
ECのプロである代行業者に運営を外注することで、リソースの確保や売上拡大など多くのメリットが期待できるでしょう。ここからは、EC運営代行を依頼するメリットを3点に分けて解説します。
自社業務に注力できる
専門業者にEC運営を代行してもらうことで、自社の業務に注力できるようになります。限られた社内リソースを有効に活用することで、全体の売上アップや顧客との関係性向上が実現されるでしょう。
注文が入っているかどうかのチェックや発送対応、トラブル対応などは、一つひとつの時間は短くとも、積もり積もっていくことで一日のリソースが多分に割かれてしまいます。複数の業務を兼務しながらEC運営の細かい業務を行うと集中力も削がれるため、仕事の精度を上げるためにも代行業者への依頼がおすすめです。
専門性の高い業務を依頼できる
ECサイト運営にあたっては、商品販売の実務のみならず「どのように売上を伸ばしていくべきか」といったマーケティング戦略なども考えなければいけません。また、商品を魅力的に見せるためには画像やバナーなども、ユーザーの目にしっかり留まるように工夫を凝らす必要があるでしょう。
このように、ECで売上を伸ばすためには多くの知識が必要となりますが、代行業者はその道のプロであるため知見を多く持っています。マーケティングなどもまとめて依頼できるため、自社にノウハウがない場合でも安心して運営を続けられるようになる点もメリットです。
運営ノウハウを得られる
ECサイト運営を代行業者に依頼することで、運営ノウハウを得られる可能性も上がります。もちろん知識のすべてが得られるわけではありませんが、運営の方向性やマーケティングの進め方、魅力的な商品の見せ方など、目に見える部分の知見が少しずつ溜まることが見込まれるでしょう。
ゆくゆくは少しずつ自社リソースを回していきたいと考えている場合は、代行業者から教えられる事柄は数多くあるのではないでしょうか。
EC運営代行業者が対応してくれる業務内容
EC運営にあたっては、商品登録から発送にいたるまでの顧客対応に加え、中・長期的にどのように運営していくべきかを考える必要があります。そのすべて、あるいは一部を任せられれば、生産性や効率性は大幅に向上するでしょう。
細かな対応範囲は業者によって異なりますが、ここからは代行業者が行ってくれる業務を一つひとつ解説します。
商品登録
EC運営にあたっては、当然商品の存在が必要不可欠です。数の大小はあれど、その一つひとつをサイトに反映させるためには一定の手間がかかるでしょう。
新商品の登録だけでなく、期間限定商品やセール品などスポットでの登録や更新も代行業者は対応してくれます。
商品撮影
ECの商品撮影は、そのクオリティーによって商品の売れ筋が大きく変わるとも言われる重要な業務です。ECでは直接ユーザーが商品を確認できないため、いかにして魅力を伝えるか、情報を詰め込むかといった観点が見逃せません。
代行業者は写真撮影のための機材や技術を持っているだけでなく、編集などの作業もまとめて請け負ってくれます。
在庫管理・商品発送
手元に商品がどの程度残っているのかの確認や、注文が入った後の迅速な商品発送はEC運営において根幹となる業務です。代行業者は、商品の入荷から検品、管理、梱包、発送などの一連作業をまとめて行うため、これらの手間が一切かかりません。
コンサルティング
ECを運営する上では、ただ商品を販売するだけでは中々採算が立ちにくくなります。短期的・中期的、あるいは長期的にどのように運営を行うべきなのかのロードマップを敷かなければ、継続的に収益を上げていくのは難しくなるでしょう。
代行業者は実務の請け負いだけでなく、コンセプト設計から現状分析、長期的な販売戦略の立案にいたるまで、いわゆる「コンサルティング」と呼ばれる業務も行ってくれます。
デザイン・サイト制作
「インターネット上の店舗」そのものであるECのデザインや制作も代行業者は対応可能です。どのような見た目とするのか、機能性をどの程度持たせるかといった設計から実制作まで対応してくれる点が強みといえるでしょう。
既存ECの運営依頼だけでなく、立ち上げからすべて任せてみるのも一つの方法です。
集客・販売促進
コンサルティング業務と一部重複する内容はありますが、代行業者によっては、集客のためのSNS運用などに力を入れている場合もあります。売上を伸ばしていくための具体的な施策を打ってくれるため、販売促進を図る際にはぜひ依頼したい項目です。
まずは要望や具体的な目標数値を伝えた上で、どのように達成していくかのミーティングを重ねるのも大切な取り組みでしょう。
EC運営代行業者の選定基準
世の中には数多くのEC運営代行業者があり、サポート範囲や得意とする点も異なります。そのため、依頼時には選定基準を明確にし、自社の目的と合った業者を選ぶようにしましょう。
ここからは、EC運営代行業者の選定基準を3点解説します。
モール型か自社サイト型か
EC運営代行業者に依頼をする際には、現在運営しているECが「モール型」か「自社サイト型」かを確認しましょう。モール型はAmazonや楽天市場をプラットフォームとしている形式であり、自社サイト型は他のサービスに依存することなく運営を行っている形であるため、運用方針もまったく異なるためです。
代行業者は、2つのいずれか(双方に対応しているケースも有り)に特化してサービスを提供しているため、対応したサービスを持つ業者に依頼をしましょう。
どの業務に特化しているか
運営に関わるどの業務に特化しているかの見極めも、EC運営代行業者を選定する際には重要な指標です。業務内容に応じて代行業者を区分すると、下記の4点に分けられます。
- 総合支援型:プラットフォーム提供からコンサルティングまで一貫対応
- 運営特化型:運営に注力し、売上を伸ばすための戦略的な施策提案などに対応
- 細分作業型:作業人員が足りない際のスポット対応
- 作業処理特化型:商品登録や発注など細かい作業に対応
それぞれに強みとする事柄は異なるため、依頼時にはこの点のリサーチもしっかり行いましょう。
完全外注か自社で一部業務を担うか
代行業者を選定する際には、運営に際して「完全外注とする」か「一部業務は自社で行う」かを明確にしましょう。完全外注は非常に手間がかからない選択肢ではありますが、ノウハウが充分に得られるとは限りません。
将来的に自社ですべてを賄いたいのであれば、自らの手で少しずつノウハウを蓄積していくのも一つの方法です。まずは、やるべき業務とリソースをリストアップした上で、何を依頼すべきか決めていきましょう。
和歌山でEC運営代行ならSOUNEまで
多くの手間がかかるEC運営に関わる業務を外注化することで、既存事業の底上げや新規事業立ち上げなどの取り組みに多くの時間を割けるようになります。
SOUNEは、和歌山県でECの運営にお困りの方や新たにECを立ち上げようとしている方へのサポートを行っています。実作業からコンサルティングにいたるまで、安心してお任せください。どのようにして業務効率化を果たし、売上を伸ばしていくかを一緒に考えていきましょう。
参考URL
https://orend.jp/mag/a0090
https://art-trading.co.jp/ec-management/netshop-daikou/#blog_06
https://itsumo365.co.jp/blog/post-11883/
https://www.fulloutsourcing.jp/marketing-blog/daiko-ec/
https://art-trading.co.jp/ec-management/netshop-daikou/#:~:text=EC%E9%81%8B%E5%96%B6%E4%BB%A3%E8%A1%8C%E3%81%A8%E3%81%AF%E3%80%81%E5%95%86%E5%93%81%E4%BC%81%E7%94%BB%E3%82%84%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8%E6%9B%B4%E6%96%B0,%E7%9F%A5%E8%AD%98%E3%81%8C%E6%B1%82%E3%82%81%E3%82%89%E3%82%8C%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82
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