「ホームページを作成したいけど、制作費用はいくらかかるの？」とお悩みの方もいるのではないでしょうか。
ホームページ作成は、作成する用途や依頼先によってかかる費用が異なります。
また、作成する際には国税庁や自治体から補助金が支給されるため、情報を見逃さずチェックしましょう。
今回はホームページの作成費用と補助金について、詳しく解説します。
【用途別】ホームページ作成費用の相場
ホームページの作成費用は、「自社の情報を発信する」「商品やサービスを訴求する」など用途によって異なります。
デザインや内容によっても費用は上下しますが、ここではおおまかな相場について紹介します。
用途別で多いのは下記の4つ。
- コーポレートサイト
- ランディングページ
- ECサイト
- オウンドメディア
それぞれ解説します。
コーポレートサイト
コーポレートサイトは、企業とステークホルダーをつなぐ役割を持っています。
いわゆる「企業の顔」になるため、しっかりとしたものを作成したいと考える方もいるのではないでしょうか。
コーポレートサイトは、サイトをつくる目的をどう設定するかによって料金相場が変わります。
「とりあえずホームページが必要」「かんたんな自己紹介程度に作成しておきたい」場合は、50万円以下で作成できます。
一方で「Webから集客につなげたい」「本格的なブランディングを行いたい」場合は、100万円〜数百万円ほどかかるでしょう。
ランディングページ
ランディングページは、サービス利用や購入、お問い合わせなどユーザーからの具体的なアクション(コンバージョン)を促すページでのことで、LPとも呼ばれています。
ランディングページの作成費用は、約10万円〜60万円が相場ですが、依頼先によって大きく変わってくるでしょう。
またランディングページは費用対効果が高いことも重要であるため、マーケティング施策をしっかりと盛り込んだり、作成後の改善や広告運用をセットにしたりしている場合もあります。
その場合は、作成のみの費用相場より料金が高くなるでしょう。
ECサイト
ECサイトとは、いわゆるネットショッピングができるサイトのこと。
近年需要が高まってきていることから、導入を検討している方も多いのではないでしょうか。
ECサイトにはAmazon、楽天市場などのモール型サイトと、企業が独自で運用している自社ECサイトなどがあります。
モール型ECサイトの相場は、無料〜10万円です。
サービス提供元によって販売手数料などを含めた具体的なプランは異なるため、注意しておきましょう。
自社ECサイトの相場は構築方法にもよりますが、無料〜500万円以上かかることもあります。
オウンドメディア
オウンドメディアとは、自社が発信するメディア全般を指す言葉です。
情報を発信するサイトだけではなく、ブログやSNS、動画、出版物、パンフレットなどもオウンドメディアに当たります。
オウンドメディアの作成費用は、デザイン方法によって異なると言えるでしょう。
CMSを使用して簡易的に作成する場合は20万円〜30万円、オリジナルデザインの場合は35万円〜50万円、コンテンツ制作込みのオリジナルデザインの場合は50万円〜65万円が相場と言われています。
【依頼先別】ホームページ作成費用の相場
次は依頼先別に、ホームページ作成費用の相場について解説します。
どのようなホームページを作成したいか、費用をどの程度まで抑えたいかによって、依頼先を検討してみるといいでしょう。
今回は下記の3つを紹介します。
- ホームページ制作会社
- 広告代理店
- フリーランス
ホームページ制作会社
ホームページ制作会社に依頼する場合は、依頼先の体制や規模によって相場が大きく異なります。
中小規模の制作会社に依頼する場合は、30万円〜100万円くらいが相場でしょう。
ホームページの仕様やページ数、システム導入の有無などによって、料金が変動します。
中小規模の制作会社は、仕様面や制作費用などの面で多少融通が利くこともあるため、比較的相談しやすい点が魅力です。
大規模な制作会社に依頼する場合も、中小規模の制作会社と同様にホームページの仕様やページ数、システム導入の有無などによって料金が変動しますが、100万円以上は見込んだ方がいいかもしれません。
大規模制作会社は制作に関わる人数が多いため、制作進行の遅れなどのリスク回避はできますが、その分人件費や設備費が制作費用に上乗せされます。
広告代理店
広告代理店のホームページ作成の相場は、40万円程度です。
広告代理店によっても料金はかなり異なるので、何件か比較した上で依頼先を決めたほうがいいでしょう。
内容にこだわれば料金は高くなりますが、あまりこだわらなければ20万円ほどで収まることもあるようです。
フリーランス
フリーランスに依頼する場合は、依頼先が設定している金額や、依頼時の交渉次第で費用は多少変わってきます。一般的には制作会社よりも安い場合が多く、15万円前後が相場と言えるでしょう。
制作者との距離が近いため、納期や制作費用は融通が利くケースも多いです。
一方で、トラブルが起こった際の対応には、少々不安な面もあるかもしれません。
そのため、制作者との信頼関係構築が大切と言えるでしょう。
「クラウドワークス」や「ランサーズ」、「ココナラ」などのクラウドソーシングで探すと、安く制作してくれるフリーランスを見つけられる場合も多くあります。
ホームページ作成に使える補助金
「ホームページ作成って意外とお金がかかるな…」と感じた方もいますよね。
自分で作成したほうが安くなるのではないかと考えてしまいがちですが、ホームページを作成するにあたって国税庁や自治体から補助金が出ることがあるので、実はあまり負担をかけずに作成できます。
詳しく解説していきますので参考にしてみてください。
IT導入補助金
IT導入補助金とは、中小企業や小規模事業者がITツールを導入する際に、経費の一部を補助する制度です。
ITツールの導入で経営課題を解決し、労働生産性の向上や業務効率化を促すことを目的としています。
IT導入補助金を受けるためには、決められた流れで申請を行い、採択を受ける必要があります。
詳しい流れや申請方法は、下記のサイトをご覧ください。
小規模事業者持続化補助金
小規模事業者持続化補助金とは、持続的な経営に向けた経営計画を作成したうえで、販路拡大や生産性向上などの取り組みを行う小規模事業者に経費の一部を補助する制度です。
対象者は下記の条件に当てはまる場合となります。
- 小規模事業者であること
- 補助の対象になりうる事業を行っていること
- 枠の条件に該当する事業者であること
詳しくは下記のサイトをご覧ください。
販促ツール作成支援補助金（和歌山県）
販促ツール作成支援補助金は、和歌山県が県内でものづくりを行う中小企業者を対象に支援を行うための補助金制度です。
ホームページ作成やECサイトの制作、Web広告からコンサルティングまで幅広いジャンルで使用できます。
対象は下記全てに該当する、和歌山県内の個人事業主、法人となります。
- 中小企業等経営強化法に該当する企業（中小企業や個人事業主のこと）
- 指定の業種であること
- 和歌山県内に本社機能があること
- 同一年度内で既に本補助事業を利用していない者であること
詳しくは下記のサイトをご覧ください。
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