「リモートワークでのコミュニケーションに限界を感じている」
「メタバースオフィスであれば、社員同士のコミュニケーションを強化できそう」
「でも、メタバースオフィスってどれをつかえばいいの?」
このように考えている担当者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
メタバースオフィスでは、仮想空間を用いたオフィスを利用できるので、チームワークや連携を強化しながら働くことが可能です。
そこで今回の記事では、おすすめのメタバースオフィス4選について詳しく解説を行います。
メタバースの概念から詳しく説明するので、これからメタバースに初めて触れる方でも読み進められる内容です。
メタバースオフィスを本格的に導入しようとしている企業の担当者の方は、ぜひご参考にしてください。
そもそもメタバースとは?
メタバースとは、コンピュータやネットワーク上にある3次元の仮想空間や、そのサービスのことを指します。
身近な例で分かりやすく解説すると
ゲーム名 | 特徴 |
---|---|
あつまれどうぶつの森 | ・仮想空間で島をデザインして、住民と遊べるゲーム ・オンラインで他のユーザーと交流できる |
マインクラフト | ・仮想空間で自分だけの建物を建築できる ・他プレイヤーとのバトルもできる |
フォートナイト | ・仮想空間内で、他のプレイヤーと生き残りをかけて戦う ・建物を建築する要素もあり、他のサバイバルゲームと一線を画している |
などの例が挙げられるでしょう。
メタバースは、ゲーム、ビジネスなどにおいて本格的に活用され始めており、国内外問わず知名度を高めています。
仮想空間内で本格的なコミュニケーションが取れるので、事業として取り組む企業も増えているほどです。
メタバースオフィスについて
メタバースオフィスとは、自分の分身に当たるアバターを用いて、仮想空間内で他のメンバーとやり取りできるサービスです。
アバターが使えることから、リモートワークよりもチームワークや連携を感じながら仕事ができます。
直感的で使いやすいので、導入後にすぐ使いこなせるのも嬉しいポイントと言えるでしょう。
ステータス機能で「休憩中」「電話中」「声かけ可能」などの確認もしやすいため、安心してコミュニケーションを取れます。
もちろん、メタバースオフィス内で音声チャットを利用できることから、会議を行うことも可能です。
- 「リモートワークに飽きてしまった」
- 「もっと本格的なコミュニケーションを取りたい」
と考えている企業におすすめのサービスと言えるでしょう。
メタバースオフィスを導入するメリット4選
メタバースオフィスを導入できるメリットとしては、下記の4つが挙げられるでしょう。
- 新型コロナが拡大しても業務が継続できる
- リモートワークでも一体感が生まれる
- 作業の効率化に繋がる
- 新たな刺激を得られる
ここからはそれぞれのメリットについて詳しく解説を行います。
1. 新型コロナが拡大しても業務が継続できる
コロナ禍の拡大で、規模を問わず様々な企業が打撃を受けました。
中には倒産してしまった会社や、事業転換を余儀なくされた会社もあります。
また、重大な問題として、感染防止のための労働環境の構築が課題となりました。
そこで、注目されるようになったのが、リモートワークです。
オンラインで働ける環境を構築することで、通常通り業務を続けられるようになりました。
メタバースオフィスでは、コミュニケーションを強化できるのでオンラインでも、オフラインに近い環境でも働けます。
今後、感染拡大が再び起きた場合でもオンラインのため、安定した業務継続ができるでしょう。
2. リモートワークでも一体感が生まれる
リモートワークは確かに、画期的な働き方ですが、問題点として一体感の弱さが挙げられるでしょう。
社員同士がその場に一緒にいないため、指示の細かいニュアンスが捉えられないことがあるはずです。
細かいニュアンスが捉えられないことから、ミスが発生することもあります。
メタバースオフィスでは、アバターを用いてコミュニケーションを行うので細かなニュアンスも捉えやすいです。
「電話中」「対応可能」などの状態も一目で分かることから、連携も取りやすくなるでしょう。
3. 作業の効率化に繋がる
メタバースオフィスにはチャット機能があるので、スムーズな連携を取ることが可能です。
アバターの吹き出し、タイムライン上に表示されることから、チーム全体に連絡が行きわたります。
メンバーの作業時間、活動内容を確認できるので、作業が見直しやすくなるでしょう。
リモートワークにおけるマネジメントを強化したいと考えている企業にこそ、メタバースオフィスがおすすめです。
4. 新たな刺激を得られる
コロナ禍が始まって、2年近くが経過しました。
そのため、リモートワークが長くなり、社内のメンバーとのやり取りが減ってしまった企業もあるはずです。
メタバースオフィスでは、アバターを用いたチャットはもちろん、ちょっとした雑談が楽しめます。
仮想空間なので、オフィス内のレイアウトやデザインを変えて楽しむことも可能です。
通常のリモートワークに飽きてしまったという会社こそ、メタバースオフィスが向いているのではないでしょうか。
おすすめのメタバースオフィス4選
おすすめのメタバースオフィスとして、下記の4つが挙げられます。
- Gather(ギャザー)
- RISA(リサ)
- ovice(オヴィス)
- Virbela(バーベラ)
ここからはそれぞれのサービスについて解説するので、1つずつ確認していきましょう。
1. Gather(ギャザー)
運営会社 | Gather |
料金 | ・無料プランあり ▼ 1ヶ月有料プランの場合 ・Town:$7/1ユーザー ・City:$15/1ユーザー ・Metropolis:$22/1ユーザー |
おすすめポイント | ・レトロゲームが好きな方にはたまらない雰囲気が味わえる ・顔出しの会議も可能 ・デスク席、会議室、テーブル席を設けられる |
Gatherは海外発のメタバースオフィスで、レトロゲーム風のアバターを用いて仕事を行えます。
オブジェクトにこだわれるので、自分たちならではのオフィスを作ることが可能です。
もちろん、顔出しをしながらビデオ会議もできることから、会議も簡単に実施できます。
チャットは、「nearby」を選べば近くの方にのみ、「everyone」を選べば全体にメッセージを届けることが可能です。
利便性が高く、かわいい雰囲気のメタバースオフィスを使いたい企業に向いています。
2. RISA(リサ)
運営会社 | 株式会社OPSION |
料金 | ・スモールプラン:4,000円/月 ・ベーシックプラン:10,000円/月 ・スタンダードプラン:30,000円 / 月 ・ビジネスプラン:要見積もり |
おすすめポイント | ・直感的で使いやすいUIに仕上がっている ・個別の導入支援が受けられる ・複数のフロアを作れる |
RISAは国内のメタバースオフィスで、直感的で使いやすいUIなので非常に使いやすいのが特徴です。
アバターがかわいらしいのはもちろん「打ち合わせ中」「作業中」といった風に、自分の状態を分かりやすく周りに伝えられます。
相手の状態が一目で確認できるので、コミュニケーションがとりやすいのが特徴と言えるでしょう。
最上位プランである「ビジネスプラン」は同時接続数が無制限になるため、大企業にも対応できます。
- アクセスログ
- IP制御
- ワンタイムパスワード
などのオプションも追加されるので、興味がある場合は相談してみるといいでしょう。
3. ovice(オヴィス)
運営会社 | oVice株式会社 |
料金 | ・Basic:5,500円 ・Standard:22,000円 ・Organization:55,000円 ・Enterprise:要見積もり |
おすすめポイント | ・200個のレイアウトから好みのデザインを選べる ・メンバーの入退室記録をチェックできる ・取引先との打ち合わせにも使える |
oViceは国内のメタバースオフィスで
- 「エン・ジャパン株式会社」
- 「花王株式会社」
などの大企業にも使用されている実績があります。
クリック一度でアバターに近づいて、スムーズにコミュニケーションを取れることから、利便性が高いのが強みです。
SlackやGoogleドライブなど外部ツールとも連動できるので、ビジネスに特化したメタバースオフィスと言えるでしょう。
導入のための無料相談も可能としていることから、初めてサービスを導入する場合でも安心です。
4. Virbela(バーベラ)
運営会社 | 株式会社ガイアリンク |
料金 | ・Team Suites 10/月払:14,300円/月 ・Team Suites 20/月払:28,600円/月 ・Team Suites 30/月払:42900円/月 |
おすすめポイント | ・リアルなバーチャルオフィスを体験できる ・直感的な操作に対応できる ・PDF、画像、動画をすぐに共有できる |
Virbelaは、株式会社ガイアリンクが運営するメタバースオフィスです。
自分に似せたアバターを活用して、テキストや音声で他のメンバーとやり取りできます。
十時キー、マウス・トラックパッドで直感的な操作ができるので、使いやすいのもメリットと言えるでしょう。
Webページ、PDF、画像、動画などのコンテンツもすぐに共有可能なので、仕事のやり取りもしやすいのが強みです。
別途での申し込みになりますが、講演会に使える「カンファレンスホール」、指導に使える「Classroom」も存在します。
オフィス以外のサービスも使いたいという場合は、ぜひ検討してみましょう。
メタバースオフィスを導入する際の注意点
メタバースオフィスはアバターを活用するので、単純にリモートワークを行うよりも、より細かいコミュニケーションが取れます。
ただ、対面のコミュニケーションに追い付いているとは言えません。
常に相手の顔が見えるわけではないので、細かいニュアンスや感情の変化を捉えられないからです。
あくまでも、メタバースオフィスが仮想空間にしか過ぎないことは、サービス導入前に把握しておく必要があります。
また、メタバースオフィスを導入する場合は、サービスごとに特徴が異なることを理解しておきましょう。
例えば、今回ご紹介した「Gather」はレトロゲームを意識したデザイン、チャットの範囲を変えられるのが特徴です。
他のサービスである「RISA」は自分の状態をアバターに表示させられることや、直感的に使いやすいのが特徴と言えるでしょう。
このようにサービスごとに特徴や強みが異なるので、導入を行う場合は比較検討を十分に行うことが大切です。
まとめ
依然とコロナ禍の状況は続いており、リモートワークが行われているのが現状です。
そこで、他の社員とコミュニケーションを強化して働きやすくする手段として、メタバースオフィスが注目されています。
メタバースオフィスではアバターを用いて、他の社員と連携を強化して働くことが可能です。
ファイルをすぐに共有できたり、音声・テキストチャットを使い分けられたりするので、利便性が高いのが強みと言えるでしょう。
メタバースオフィスごとに、強みやサービス内容を十分に比較して検討することが大切です。
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